ホートン「英国淡水魚誌」より 子サケ もしくは 若サケ
Grilse or Young Salmon,
〜 19世紀英国の図譜より、美しい博物画 〜
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作:
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ウィリアム ホートン(William Houghton, 英国,)
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原典:
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『英国淡水魚誌』(British Freshwater Fishes, 1870年)
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画法:
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Cromo-Xyrogragh クロモズィログラフ 多色木口木版画
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額装:
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・額縁:木製(金箔塗り) ・マット:オフホワイト色 ・ガラス ・背面につりひも付き
*額装の変更は可能です(お見積もりします)。 *額装は1992年ごろに施されたヴィンテージ品です。クリーニング、部品交換などのリフォームをしてご提供するものです。
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サイズ:
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外寸 約 44*36.5 ��
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付属:
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なし
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わが国でも縁起の良いとされる「鮭」の絵。
こちらは1870年に描かれた、英国の川に生きる鮭、サーモンです。
当時のままの、本物の原本です。複製ではありません。
学者であり、司祭でもあるホートンが描いた、愛する自然の絵。
知的で美しい、額装品です。
ホートン(1828-1895)とは? -英国の博物学者
William Houghton(ウィリアム ホートン)は、19世紀イギリスの博物学者(ナチュラリスト)であり、特に魚類学の分野で知られています。
聖職者(聖公会の司祭)でもあり、自然科学と宗教の両面で活動していたという、ユニークな人物です。
オックスフォード大学のWorcester Collegeで学びました。そこでは神学とともに、自然科学、特に博物学への興味を深めました。
その後は聖職者としての道に進みながらも、宗教と科学の両方を重視し、自然の美しさや神の創造物としての生き物の価値を説きました。 当時、ダーウィンの進化論などで科学と宗教が対立していた時代にあって、ホートンは自然科学を通じて、神の創造を讃える姿勢を示したのです。
当時、産業革命による河川汚染が問題となっていました。そこで、水生生物や河川環境に注目しました。特にイギリス国内の淡水魚類に関する研究を深め、そこでまとめたこちらの「英国淡水魚誌」は彼の代表作となっています。
魚類学の発展に貢献するとともに、自然保護運動や自然教育の発展にも寄与した、重要な人物です。
「英国淡水魚誌」とは
「British Freshwater Fishes(英国淡水魚誌)」は、1879年に刊行されました。
イギリス国内に生息する淡水魚の生態や分布、特徴を美しい色彩の図譜とともに詳述した、当時の魚類学における重要な文献です。
◆歴史的背景
- 博物学ブーム:
19世紀には、チャールズ・ダーウィン(1809–1882)の「種の起源」(1859年)をはじめ、多くの自然科学の書物が出版され、一般の人々も自然観察や標本収集に熱心でした。
こちらの図譜もこうした背景の中で生まれ、学術的な価値だけでなく、趣味や教育の面でも広く読まれました。
- 環境意識の高まり:
当時、急速な都市開発による自然破壊や水質汚染が社会問題化していました。ホートンの著作は、イギリスの豊かな水辺の生態系を記録するだけでなく、自然保護への意識を喚起する役割も果たしていました。
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釣り文化の発展: 19世紀には、釣り(特にフライフィッシング)が貴族や上流階級のレジャーとして人気を集めていました。この魚類図譜は釣り愛好家にとっても貴重な情報源となり、各魚種の生態や棲息地を知る手助けとなったのです。
◆芸術性と技法
本書に収録された絵は、Alexander Francis Lydon(1836–1917)によるもので、木版印刷技法の「Cromo-Xyrograph」(クロモ-ズィログラフ)が用いられています。当時新しく開発されたこの技法は、木版にカラー印刷を施すもので、魚の細部までリアルに描写することを可能にしました。
科学的な正確さと芸術性が融合したこれらの絵は、今なお多くの人々を魅了しています。
◆本作品「Grilse or Young Salmon」の位置づけ
こちらの魚「Grilse(若いサケ)」は、サケが海から淡水へ戻る途中の若い段階を指し、その生態は海と川を行き来する特異なものでした。
ホートンは、こうした魚のライフサイクルや、イギリスの川や湖におけるサケの役割にも注目し、魚類学的な見地からだけでなく、自然の一部としてのサケを描いています。
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自然への愛や敬意を感じられる、価値ある作品。ぜひ手に取ってみてください。
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