愛らしく、どなたにも好まれる小鳥の絵です。 1840-44年に刊行されたオーデュボン『アメリカの鳥類(Birds
of America )』より。 鳥類の博物画ではたいへん有名な、オーデュボン(John James Audubon)のシリーズです。
もともと、オーデュボンの「アメリカの鳥類」(英国版,1827-33)は、鳥が実物大で描かれているのが特徴です。躍動感がありたいへん素晴らしいのですが、実物大である分サイズも大きく(ワシなども実物大ですので)、額装をして気軽に飾るのはなかなか難しいものがあります。
しかし、後に著したロイヤル・オクタヴォ・エディション("First
Royal Octavo")と呼ばれる版は、実物大にこだわることなく小さいサイズで製作されています。描画の繊細さはそのままに、扱いやすいコンパクトな形で新たに刷られたものです。こちらは、そのロイヤル・オクタヴォ・エディションを、高度な方法で複製したものです。これなら、額絵として気軽に飾っていただけます。
ロイヤル・オクタヴォ・エディションにも複数の版があり、初版と後刷りのものがあります。後刷りのものは安価ですが画質が落ちます。当店では、初版を輸入、それをもとに複製画を製作しました。
鳥の博物画は、鳥がただジーッとしている「標本」のような絵が普通です。でもオーデュボンは、その鳥が生息する環境、すなわち、とまり木となる枝やエサとなる虫なども背景に描き、自然の中の生き生きとした姿を捉えて描いています。 だから絵の中の鳥はいつでも元気で幸せそう。のびのびとしています。ハッピーなかわいい小鳥の絵は、お部屋に飾るのにはぴったりです。
しばしば、ミミズを口の端にくわえた嬉しそうな鳥も出てきますが、皆さまミミズ入りの絵はあまりお好きではありませんよね?・・・と思いましたので、そういったものは選びませんでした。(もちろんご要望があれば取り寄せます。)どれもかわいらしくさわやかな小鳥の絵です。
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