ヴァン・ホウテ
シャクナゲ Rhododendron aureum
〜 19世紀ヨーロッパ貴族が買い求めた花。1853年ベルギーの原本〜
画家:
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Van Houtte ヴァン・ホウテ
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原典:
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Flowers of the Greenhouses and Gardens of Europe
「ヨーロッパの温室と庭の花」1845-1883年 ベルギー
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フレーム:
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いぶしゴールド系
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マット(台紙):
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うすピンクとオフホワイトのダブル
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表面:
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UVカットアクリル
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裏面:
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つりひも付き(背面、左右よりつりひもがかかっています)
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外寸:
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約 幅37cm * 高さ46cm
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ベルギーのヴァンホウテが手がけた、1853年の作品。シャクナゲの花。
いまから167年前の原本です。複製ではありません。
花束のようなベルギーのシャクナゲ。
ちょっとデフォルメして、頭でっかちに花を描いた感じで、かわいいですよね。
当時の貴族向けの、いわば園芸カタログなので、学術目的で忠実に描いたものとは違います。ユーモラスな愛嬌がありますね。
ピンクの花をピンクのマットでリピートし、とってもかわいくなりました。
太いゴールド額でまとめているため、ラブリーになりすぎず、高級感ある可憐さです。
リビングや玄関はもちろん、
癒されるので、寝室にもおすすめです。
シミも少なく、全体的にとても良い状態です。
店頭で29,590円(税込み)で販売していた品、
33%OFFの19,800円でご提供です。
原本でこの価格、非常にお得です!!
以下、ヴァン・ホウテ 原本 共通↓
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ヴァン・ホウテは、ベルギー出身で、園芸家の祖といわれている人です。
昔は、「園芸」「園芸家」という概念はあまりなかったのです。
ヴァン・ホウテは、若いころは植物園に勤務していたのですが、しだいに自ら苗床や植物園、温室といった栽培施設を所有するようになります。
当時のヨーロッパにはなかった、ランなどの珍しい花を求めて、南米まで命がけで旅をしたこともありました。
そういった努力で集めた植物からなる栽培施設は評判を呼び、そこで栽培された珍しい花や種苗、ガーデニンググッズが売れるようになっていきます。
ブラジルから帰還したのちには園芸学校を設立、そして園芸ジャーナル(園芸雑誌)の刊行を始めます。「ヨーロッパの温室と庭の花」というタイトルです。それは1845年から1883年まで38年間も刊行されつづけました。
全23巻、2000あまりの絵があります。
最後のほうはヴァン・ホウテ自身は亡くなってしまい、事業を引き継いだ息子によるものです。
石版画の色の美しさが素晴らしく、当時からたいへんな評判を呼びました。
また、この図譜は華やかで人気のある花が多いのも特徴です。
それは、もともとこのジャーナルが、彼の栽培施設で育てた花を売るための「商品カタログ」の意味合いがあったためです。写真のない時代、当時の貴族や富裕層は、この絵を見て花を注文する、といったことがあったのですね。
そんな経緯があり、当時のヨーロッパで人気だった、ラン、ツバキ、バラ、南米の花、熱帯の花、といったような、華やかな花ばかりが収められています。
薬草の分類や学術目的で編纂された、野草の図鑑とは、ちょっと違うのですね。
人々がお金を出して「買う」花なのです。
美しくて、華やかで、壮麗、ゴージャス!!
ですので、額装も、ちょっと派手な感じが似合います。
ゴールドでしっかりとした額縁に、しっかりとした色のマットを合わせました。
当時は宝石を集めるのと同じような高尚な趣味だった「花集め」、そんな19世紀ヨーロッパ貴族の思いに触れられます。おすすめです。
*写真は現物を撮影したものです。
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